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よくあるご質問

Q1.アスベストを固形したものは問題ありますか?

A1. アスベストが人体への影響をもたらすものは、吸引によって取り込まれる一定のサイズ(一般的に幅が0.25μm以上、長さ8μm以上のものが腫瘍(ガン)発生率が高く、肺ガンは幅0.15μm以上で長さ10μm以上、中皮腫は幅が0.15μm以上で長さ5〜10μmで発生しやすいという傾向が認められています)のアスベスト繊維です。 したがって固形化され空気中に飛散する恐れがない状態では人体への影響はありません。

Q2.アスベストを吸引したかどうかは、どのような検査で分かりますか?

A2. 胸部X線検査、胸部CTスキャン、胸腔検査などになります。

Q3. 天井や壁にアスベストを含有している建物内で仕事をしていますが、人体への影響はありますか?

A3.スレートボードや天井裏・壁の内部にある吹付けアスベストからは、劣化や破損等により粉塵が飛散する可能性は低いと思われます。 しかし今後の経年劣化等による飛散のリスクに備え早めの対策をお勧めいたします。

Q4. アスベストが含有されているか自分で判断できますか?

A4.建設・解体業及びアスベスト工事等の経験者なら目視等で判断できるかと思いますが、それ以外の方はご自分で判断されるのはお勧めできません(万が一、アスベストを見落し放置すると飛散などの危険を見逃すことになります)。ただし、あくまでも参考までですが、アスベスト使用は「建築年数」である程度判断できます。くどいようですが、最終的には専門業者に調査をご依頼ください。
<ご参考>
「吹付アスベストを含むアスベスト材」と「使用時期の目安」
吹付アスベスト⇒昭和30年代〜50年
吹付ロックウール(石綿含有率5%超30%未満)⇒昭和30年代〜50年
吹付ロックウール(石綿含有率5%)⇒昭和30年代〜50年
吹付ロックウール(湿式:石綿含有率5%)⇒昭和45年〜63年初め
吹付バーミキュライト⇒昭和40年代〜63年
バーライト吹付⇒昭和40年代〜63年前後
●アスベスト含有1%超の吹付原則禁止⇒平成7年4月1日
おおまかな推測になりますが、昭和50年(1975年)以前の3階建て200?以上の鉄骨造の建築物には、高い確率でアスベスト含有吹付の可能性があります。

Q5. アスベスト使用が分かったら、絶対にアスベスト除去の処理しなければいけないのですか?すぐ処理しなければいけませんか?

A5.現在の法律では、アスベスト使用が分かっても「絶対にアスベスト除去などの処理をしなければいけない(すぐにアスベスト処理する必要もありません)」と言う法律ではありません。 アスベストを使用していても通常に使用する分には、すぐに人体に影響を与えるような問題はありませんが、建物の劣化によって人体に影響を与える可能性もあるので、早めにアスベスト除去などの処理をする事をお薦めします。 ただし、建物の解体・破壊・改修・内装工事など建物自体を工事する場合、アスベスト飛散の可能性があるので、アスベスト除去処理をしなければいけません。

Q6. アスベスト除去工事(封じ込め)は、どのくらいの期間がかかりますか?

A6.除去で言いますとおおむね 分析・調査で【10日】

労働監督署と役所関係へ申請・届出【14日】
(東京都内の場合、都知事への申請も必要になります)

アスベスト除去工事・後片付け【20日〜】(※現場の規模によりかわります)
だいたい、最短で45日(1ヵ月半くらい)くらいとお考え下さい。
(現場の規模によりかわります) ●尚、当社AQUA工法で施工する封じ込めの場合、合理的かつ安全に工程を省略することにより、かなりの工期短縮を実現できます。